人事異動‥不遇をかこつ君に!
前回に続いて異動の話
十数年昔のことだが、我社(別会社)の取引先の担当者が顔をひきつらせて
私を訪ねてきた。聞けば系列会社への出向を命じられたという。
本人の弁では左遷でしかなく
「人並み以上に頑張って、業績も上げてきた、こんな仕打ちを受ける覚えは無い」
と目尻に涙を滲ませてその理不尽さをまくし立てた。
確かに仕事は出来る人だし、出向先は本業からは外れている。
何があったのか分からないが 左遷だという彼の怒りは無理もないように思えた。
今にも辞表を叩きつけに行きそうな勢いの彼を止めて私の経験を踏まえて話した
”2年間出向先で真剣に新しい仕事に取り組め。それで嫌ならその時辞めれば良い。
2年間頑張ればプロになれる、今の仕事でもプロだ、選択肢が増え別の展望が
開ける可能性がある。むしろ、その仕事の方が君には向いている可能性だってある、
チャンスかもしれない、可能性を今から否定するのは早計だ“
参考になったかどうか判らないが、彼は辞令に従って出向し
数年後その新しい仕事関係の資格を取って独立した。
「左遷」されていなければ、独立なんて露ほども考えなかっただろう。
意に染まない辞令を受けた人!
第一希望の会社に入れなかった新卒の君!
クサラず、愚直にがんばれ!
自分を取り巻く環境が、予想外に 大きく変化した時には、
同じだけ予想外に新しい大きな可能性を秘めている ‥
というのが逆境に強いと言われた私の考え方。
昔の人は良いこと言ってるョ
禍福はあざなえる縄の如し
人間至る所青山有り
‥ってネッ‥頑張れ!( ~っ~)/