若い彼女???

若い頃から、ずうっと通っている理髪店

当時は少なかった完全予約制で営業していて、待たなくて良いのが気に入って

この30年近く、他店にいったのは数年前に店主が病に倒れた時だけ。

その時は本当に困った。ギリギリまで伸ばして、他店でかなり短か目して復活を待った

無事、再開されたものの、脳梗塞だったので

やはり以前のようには出来ず直後は1.5倍ほど時間がかかるようになっていました

でも固定客は離れず順調に見えていたのですが、

やはり、不況とお客さんの高齢化(リタイアが増えたらしい)が響いて

売り上げは厳しくなっていたそうです。

この春先、予約の電話が通じなくて、再発かと心配していたら

平日の昼間にアルバイトを始めたいう。

物流会社の出入口で歩行者の安全対策としてのガードマン。

立ちっぱなしで、気を張っていなければならない大変な仕事 だが、

真っ黒に日焼けして、本人は「良いバイトが見つかった」とニコニコしてました。

本人が喜んでいるのだから「それは良かったですね」と言いながら

私は少し複雑な感想でした。

専門技能を身につけ二十代で店を構え 、40年近く真面目に生きてきて

還暦になってからアルバイトをしなければいけないなんて

この今の社会はなんと過酷なものか‥と。

昨日、久しぶりに行ってきました。

鏡に映る、日焼けも少し色褪せたオヤジを見てると何か違う。

顔付き、目付きが精悍になって、いつもより動きもキビキビしている感じ。

バイトは続けているそうで、そのせいかなと思ってオヤジに言うと

「そう思われますか?主治医にも今の生活があってるんじゃないかって言われたんですよ」

ニコニコ。体重が7kgも減って動くのもすごく軽く感じるそうです。

速さも昔と変わらないし、体力も付いて良い相乗効果なのでしょう。

「若い彼女でも出来たのか‥と思ったわ」

と言うと、

「そんなぁ〜!イッヒッヒッ、それだったら良いんですけどね…ヒャッヒャッヒャッ」

ウけ過ぎ!手が止まってるって!

当分は新しい店を探す必要は無さそうです。

私もバイトを探そうかしら、そして若い‥‥
ヒャッヒャッヒャッ
(^。^;)

写真はピンクのノウゼンカズラ
いつも秋に咲きます。 ???