2012年3月11日

3.11‥‥東日本大震災から1年

日本人全員にとって永久に忘れられない日

この一年間に為された議論の多くは、責任の擦り合いと少々の反省で

たいした成果が得られたように思えない

私達の想像力や「想定」とは無関係なほどの大規模災害に、

未だに、この教訓を客観的に把握出来ていないようだ

万里の長城にも比喩された大堤防が積木の様にひっくり返されたことは象徴的で

もし、もう少し津波の規模が小さくて堤防が役に立っていたら

今の被災地の高台移転の議論も、より大きな堤防を造る方向に向いていただろう

自然を力でねじ伏せてコントロール出来るような人間の思い上がりを捨てて

「逃げる」という発想の重要性を思い知らされたと思うのだが。

その点からも、東京の一極集中を解消しなければいけないのだが、その議論は全く無い

情報も権力もあらゆる機能が集中している東京が同様の被害を受けた場合を

「想定」してみれば、その恐ろしさは想像を絶するものなのに、

頑迷な老都知事閣下の逆鱗に触れることのほうがよほど怖いのか、

誰も声を上げない、政治家も官僚も…情けない

最近の週刊誌は次の大震災は何処か、とか、自己防衛の方法とか‥‥ばかり

要するに、政治家やお役所を当てにしないでがんばろう‥‥ッてことです

今日のところは、ボヤキはこれくらいにしましょう。



今も三千数百名の方が行方不明のまま。

その無念さ、悔しさに思いをはせて、ただ、哀悼の意を捧げます

・・・合掌・・・。



庭のシダレ梅が咲きました。