ゴールデンウィーク

いきなり夏日ですが
 
ゴールデンウィーク始まりました。
 
 
そとや工房は5月4日から(ジューシーガーデンは3日から)7日まで全店休業とさせていただきます。
 
 
ご了承くださいませ。m(_ _)m
 
 
私は人混みは苦手なので例年、庭の手入れだけで出かけないのですが
 
 
昨日は穴場だろうと思って、信楽の山中にある美術館に行ってきました。
 
 
それはある新興宗教が広大な山々を購入して、本殿と美術館を建設したもの。
 
 
美術館だけで、入り口から駐車場まで車で数分、さらに電動カートか徒歩で500m先に本館。
 
 
山はトンネルをくりぬき、谷には吊り橋を架けて、やっと美術館
 
 
本殿は別のもっと高い尾根に聳えているわけで、一体どれだけの広さに、どれだけの費用を注ぎ込んだやら(^。^;)
 
 
展示品は紀元前12世紀からの古代美術品、ギリシャ、ローマ 〜エジプト〜中東〜アジアまで。
 
 
とにかく脈絡なく集めまくった感は否めないが、見応えはありましたね。(°□°;)
 
 
気に入ったのは、パキスタンガンダーラ仏立像(写真、ポストカード)二世紀。
 
 
高さは2m近く、アジアの仏像とは違ってギリシャ彫刻的な感じで、なかなかの男前
 
 
ところが、その背面を覗いてびっくり!
 
 
背面を金属板で固定されていて、全体に厚みがないのだ。
 
 
どうやら、岩盤に浮き彫りした、日本でいう磨崖仏を削り取った物のように見える。
 
 
思わず「こんなんアカンやろ」と妻が怒っておりました。
 
 
そういえば他にもレリーフや石板やフレスコ画‥‥剥がさないと持ち出せない物が色々。
 
 
現地では間違いなく文化財、合法的なルートで入手したとしても最初は盗掘としか思えない代物。
 
 
良いんでしょうかね?
 
 
剥ぎとられた後の惨状を思うと寒々しい思いに囚われますが、何はともあれ、見応えあります。
 
 
善良な信者から巻き上げた「浄財」という有り余る金を
 
 
税金も払わず、金にものをいわせて買い集めた古今東西文化財
 
 
滋賀の山奥で拝めるのはありがたいこと。是非、ご覧ください。
 
 
予想通り人は多くありませんでしたが、聴こえてくる言語はやっぱり中国語でした。
 
( ~っ~)/