ミス・サイゴン
先日の定休日
梅田のフェスティバルホールに
ミュージカルのミス・サイゴンを観に行ってきました。
このミュージカル、初演のロンドンでは9年9ヶ月という超ロングランを記録した名作
日本公演は22年前、私はその時、東京の帝国劇場まで観に行きました。
この舞台装置の為に10億円をかけて劇場を改造したとかで評判の舞台
今回は演出も少し変わったらしいですが、やっぱり名作でした。
ただ大音響のせいか?歌詞が聞き取れないことも多くて、あらすじを知らない人にはちょっと気の毒
特に、キムの所からクリスが出かけ、突然戦後のシーンになるところは戸惑うと思います
そう言えばサイゴンは今のホーチミン市のことだとか、ベトナム戦争末期の雰囲気とか
若者には予備知識がないと充分に理解しにくいでしょうね。
筋書きはベトナム戦争末期のサイゴンを舞台にした「蝶々夫人」と言ったところですが、
唯一アメリカが負けた戦争で、米国内の反戦、厭戦気分も背景にしていて
間違いなく、その当時の世界史の一面を描いていると思います。
帝劇を改造しなければならなかったヘリコプターのシーンがCGになっていたのは如何にも残念だけど、
アメリカ大使館に押し寄せる群衆と、それを阻止する米兵の攻防
轟音の中、高い鉄柵の内と外のシーンをバンバンと切り替える演出は凄い迫力でした。
久しぶりに見応えのあるもの観たッという気分です(`∇´ゞ
平日の昼間ということもあってか観客は中高年が多くて女性が圧倒的
休憩時には女性用トイレは長い行列、男性用はガラガラでした。( ̄∀ ̄)